ETFのデメリット
ETFのデメリット
■金額指定の売買ができない・まとまった資金が必要
ETFでの売買は口数単位での売買になります。なので1万円だけETFを買う、1万円だけ売るということはできません。なので毎月定額で買い付けしていく積立投資はできないのです。
また大抵の投資信託には¥1000から積立サービスがありますがETFは金額指定できませんので数万円〜数十万円といった資金が必要になってきます。
■分配金が自動的に再投資されない
投資信託では分配金を再投資するかしないか選択出来ますがETFの分配金は個別株の配当金のように必ず口座または受け取りというように払い出されてしまいます。これでは複利の効果が限られてしまいます。ETFの配当金を貯めてまたそのETFを売買すればよいのですが効率的によくありません。
■繰上償還リスクがある
運用側の理由によってETFの運用が途中で終わってしまう場合があります。これを上場廃止リスクといいます。この場合の上場廃止とはETFの運用を繰り上げて終了させるということです
。取引高が伸び悩み純資産額が減少すると運用会社が運用を続けるメリットがないと判断すると上場廃止する場合があります。この場合、保有者には現金の形で資産が返されます。
■為替動向に大きく左右される
このデメリットは国内ETFにはないです。注意したいのは海外ETFに投資した場合です。海外ETFは日本円での運用ではなく投資対象国の通貨で取り引きされます。よって米国ダウ指数平均に連動するETFに投資した場合、購入時1ドル100円と現在値1ドル80円とすると円高が進んだことになります。そこでETF資産は為替差損で資産が目減りしてしまいます。逆に円安へ進んだ場合、為替差益が資産を殖やしてくれます。円高時は注意しておきたいです。
ETFのメリット・デメリット
|