国別投資:米国
米国株の魅力
■米国株の魅力
米国株(アメリカ株式市場)の魅力は、世界を代表するグローバル企業が多数あり、株式市場の透明性、コーポレート・ガバナンスが世界一である点や、イノベーションの戦闘を行くアメリカは、今後も長期的に経済成長が期待できるのではないでしょうか?
■米国は今後も長期的に持続的な経済成長が期待できるスク
移民国人口増加の高いアメリカ
米国が今後も長期的・持続的な経済成長が期待できるひとつに、移民流入による人口増加率の高さがあげられます。
米国の人口は移民の増加もあって、年率2%以上で増加しているといわれています。
米国経済の潜在成長率の高さの理由に、その生産性の高さがありますが、それは高度な基礎科学と応用技術、そしてイノベーションの波が米国の高い生産性を支えているのです。
米国経済の潜在成長率は3%程度ともいわれています。
安定したインフレ率の下で、長期的成長率が高いほど、企業利益の成長率も高まります。
そして、株式市場が企業利益と配当の持続的な高い成長率を評価することで、株価も上昇するといわれています。
■株式市場の透明性
株式市場の透明性、コーポレート・ガバナンスが世界一
株式というのは、会社が返済期限も元本保証もなく発行する証券です。
そんなリスクの高い証券に投資するのですから、投資家が適切な判断できるよう、あらゆる情報が開示され、公正なルールが確立していなければなりません。
コーポレート・ガバナンス(企業統治)がシッカリとした企業、市場に投資したいと思うのは投資家として当然です。
アメリカのコーポレート・ガバナンスは、エンロン・ワールドコムのような事件をきっかけに、結果的にはさらに強化されることになりました。
これが米国株に投資する投資家の安心に繋がっているのです。
せっかく良い企業を見つけて投資していても、利益が嘘だった、経営陣が不正を働いていた、利益は投資家にはほとんど配分されなかった。等の事態が発覚すれば、何のために投資していたのか分かりませんでの強化されたのです。
■米国市場の魅力の要素
7つの魅力の要素
・市場規模、世界最大のアメリカ国内市場を背景に持つアメリカ企業
→ビジネスモデルが優れていれば、あっという間に小さい企業が大企業に!
・株主・株価重視のアメリカ資本主義
→株主利益最大化が目的の経営、容赦ないリストラ、ROE重視・利益重視の経営、IR重視
・変化が激しく、ダイナミックな経営
→積極的な買収、合併、スピンオフ、自社株買い
・世界の半分の時価総額シェアを占める、米国株式市場
→優良国際企業が上場されている
・圧倒的な銘柄が上場されている米国株式市場(東証の約3.5倍の銘柄数)
→NYSE(ニューヨーク証券取引所)・NASDAQ(ナスダック)合わせて約7500社。東京証券 取引所約2000社の3.5倍の市場。
・厳しいディスクロージャー(情報開示)基準
→投資家保護の徹底
・1株から投資できる売買制度米国では単元株制度というものがなく、全銘柄1株から買えます。
→日本の単元株に比べて少額から取り引きできるという魅力
■世界を代表するグローバル企業が多数
世界を代表するグローバル企業を多く抱える
アメリカ企業は、グローバル市場で活躍できる世界的な優良企業があります。
米国内だけでなく、世界でビジネスを展開していますから、世界各国の収益を期待できます。
新興諸国の市場の拡大によって、世界的にブランド価値を持つグローバル企業が恩恵を受けることも期待できそうです。
このようにグローバル企業は、世界中で収益を得て、資本を蓄積し、その規模をさらに大きくしています。そして、製品の差別化、ブランド力、技術力などの独占力はかなり永続的だともいわれています。
■幅広い銘柄群(ADR株)
国際投資ができる
米国預託証券(ADR)を簡単に表すとすると、米国内の投資家が国際的な株式投資を簡単にできるようにするため、米国以外の世界各国の企業の株式を米ドル建てで売買でき、配当金も米ドルで受け取れる制度です。
この制度によって世界各国の企業が米国市場に上場できます。もちろん、日本の株式もADR内にあります。
米国株式の基本
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