中国株式の魅力
発展途上国から新興国への変貌
■中国の市場
世界で第1位13億人もの人口を抱える中国、そしてロシア・カナダに続く世界第3位の広大な国土。その消費力と生産能力は他国ではなかなか真似できない素材を持っています。低所得層が多かったけれど、中間層が爆発的に増えてきています。
■中国のＧＤＰ
中国がここ最近の経済発展が進んできました。3位だったＧＤＰも世界2位の日本を抜いて単独の2位になり1位の米国に迫りつつあります。毎年の成長率も12年間の平均で9.48％もあります。
 
上記のように、年間で7％〜11％強もの経済成長が魅力的になっています。成長率8％を割り込むと失業問題が表面化してくるといわれていますので、中国政府としては是が非でもこの水準をキープしていかなればならいとの思惑があります。
■BRICsの重要な一翼
BRICsは、インド、ブラジル、ロシア、中国から構成されています。その中の中国は人口、国土ともに世界有数の市場をもっています。世界の工場と言われた時代から世界一の市場と変貌していく中国に投資していく傾向がこの先も続くと見られます。BRICsの重要な位置にあるのは確かです。
■世界一の消費市場
◆世界一の人口をもっているということは、世界一の消費があるということです。その消費を支えるのは他国からの輸入ではなく自国で生産するほうが効率が良いです。巨大な消費市場を抱えているのでその生産拠点としても魅力があります。個人消費が増えれば増えるほど中国のＧＤＰ拡大が見込まれ更なる成長も見込まれます。
■中国株のメリット
少ない資金で投資が可能
日本株で株式投資をしようとすると、投資額が数十万円からといった銘柄がほとんどで数万円から投資しようとしても低位株や赤字企業や倒産しかかった企業の銘柄しかありません。しかし、中国株では少なくて数千円、優良企業でも数万円程度から投資ができます。数万円程度ですと失敗してもまたやり直せる金額ですのではじめは数万円程度から始めて段々と投資額を増やしていく方法がよいと思います。
中国株は高配当銘柄が多い
日本株で高配当株を探してみると、優良株では数限られた銘柄数しか発見できません。しかし、中国株では優良株で3〜5％の銘柄が数多くあります。さらに高配当を狙って探してみると5〜10％の企業なんてのもあります。5〜10％の高配当銘柄を日本株で探してもせいぜい財務的に問題のある企業か、業績に問題のある企業しかありませんところが中国では業績もそこそこ、財務的にもほぼ問題ない企業であるのです。株主還元をしっかりしている企業、成長が著しく高い企業が数多くありますので減配の危険性や倒産リスクを現在は考えないで投資できる環境にあります。
優良企業で年間利回り10％で運用できれば、10年間保有し続ければ元本を取れるという計算になります。あくまで計算上のことですが、経済発展著しい中国では不可能ではありません。また、受け取った配当を再投資（複利の効果）にまわせば、さらに多くの配当を得ることが可能です。
以上のように、中国では日本株に投資するよりも効果的な一面があるので魅力のひとつとなっています。
無償増資で株数が増えて資産が多くなる
無償増資とは、企業の他の資産を振り替えて新株を発行することです。資本準備金や利益準備金を資本金に振り替えて新株を発行するので投資家からの払込はありません。無償増資の目的は、会社の資本構成の是正や株主への利益還元です。効果として、企業が発行株式数を増やすことによって高い株価を下げて株式の流動性を良くして資金調達を行います。
投資家の立場からすると、保有する株式が分割されて株数が増えるということになります。しかし、株価は分割された分だけ下がることになります。例えば1対1の無償増資の場合、保有している株数が倍になりますが株価は半分になるので、評価額は変わりません。成長のない国、成長のない企業の株式ではその時点で終わりますが成長国の成長企業の場合、株価が安くなると投資家が買いやすくなります。このように流動性上がることによって株価は以前の価格に戻る事があります。株価が元に戻ると評価額は2倍になります。この状態が今の中国にはあるので魅力になっています。
また、無償増資は業績の先行きに自信のある企業でないと行いません。その理由は、無償増資を行った場合、発行株式数が増えるので投資家に支払う配当も増えます。経営に余裕のある企業が株主還元として行うものなのです。
 中国株配当の魅力
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