資産運用

■資産配分

最近アセット・アロケーションという言葉を耳にすることが多くなりました。このアセットアロケーションとはアセット（資産）のアロケーション（配分）。つまり資金を株式、債券、その他の金融商品の3つの資産にそれぞれの特性を活かしながら配分することによってリスクを分散させて長期的にリターンを得ようとする考え方です。
アセットアロケーションによって投資収益の約9割が決定するといわれているほど重要な考え方なので多くの投資家が取り入れています。大きな成果を得るためには日本株式だけでなく、外国株式もまた、株式だけでなく債券もというように値動きの異なった商品を取り入れ、組み合わせることが重要になってきます。

■どのようなアセットアロケーションにするか

資産運用はその人の年齢、資金額、使用目的等などによって変化してきます。例えば20代の若者が投資をしていると若いのでリスクを多く取れるという戦略を取れます。しかし資産を取り崩して生活していく60代のもうすぐ定年といったような人々は若い人のようにリスクを思うように取れません。アセットアロケーションには正解はなく、人それぞれの事情によって資産の配分の仕方が異なってきます。

■アセットアロケーションを組んだ後はどのようなことをすればよいのか？

アセットアロケーションを組んだ後、そのままの状態で何年も経っていると投資比率が偏ってきてしまい自分の思い描いた投資ができなくなってしまいます。なので資産配分した後も定期的に配分の見直しが必要になってきます。見直し時期は人それぞれであるように正解はありません。しかし早すぎても、遅くなりすぎてもいけません。大体の基幹的には半年〜1年くらいの期間で見直した方がよいかと私は思います。

■リスク許容度

リスク許容度は許容できるリスクの範囲のことで資産運用に伴って発生するリスク（損失）をどの程度受け入れられるかの度合いをいいます。一般的にリスクの高いリターンを求めるならば高いリスクを許容する必要があり反対にリスクを取りたくなければ、低いリターンを受け入れなければならないとされています。

複利効果その1