中国の株式分割-無償交付
中国株の株式分割-無償交付について
■無償交付とは
中国の株式分割といえば無償交付が良く聞く言葉です。しかし一体、どのようなものなのでしょうか?
無償交付という言葉は日本でもありました。日本では、以前商法上株式分割と株式配当、無償交付といったように分かれていました。しかし、1991年の商法改正で株式配当、無償交付は株式分割といったことに統一されました。このため今では分かりづらくなってしまいました。
株式分割について
資本金を変化させず1株を細かく分割することで既に発行されている額面を切り下げて株数を増やすことです。
無償交付について
細かく言うと、株式配当と無償交付に分けられます。株式配当は基本的には無償交付と変わりありませんが利益を原資(利益から株式数を増やす)としているので現地にて課税される対象になります。
無償交付ですが、資本金を増加させて株式数も増加させるという形になります。資本準備金を原資としている(初期の資本積立から株式数を増やす)ので課税はされないということになります。
まとめると株式配当は利益分配、無償交付は資本分配、そして無償交付の目的は、会社の資本構成の是正や、株主への利益還元などということになります。また、株式分割、無償交付ともに新株発行すると株価は切り下げられます。ですので株式分割、無償交付が行われると1株あたりの株価が下がり今まで高嶺の花だったその銘柄に手が届くようになるといったことで売買が活発になり、人気化して株価上昇を結果的にもたらす事になります。
中国株の株式分割で資産倍増!
■中国の経済成長は依然として続く
中国の経済成長はここ最近では下降気味であるけれど、長期のトレンドとしては未だに成長貴重にあると言えます。そのような経済事情であるということは、まだまだ未発展の企業が存在している可能性が多々あります。日本でもこのデフレ低成長経済の中、株価が上昇基調で利益も過去最高という企業があります。日本でも存在するということは、経済成長中の中国では数々の成長企業があるという事です。
■これからの中国株の狙い
13億人のも人口を抱える中国では経済成長によって所得が増え、消費が多くなってきています。消費が多くなると自然と物を作らなければ供給が間に合いません。そんな需要に答えるためには商品を輸入して賄うか自国で生産して賄わないといけません。自国生産する技術はこの経済発展によって進歩しました。あとは企業が設備投資して商品の生産を行うだけの状態に移ってきています。そんな中、狙いとしては内需株が良いのではないかと考えています。
■香港市場
問題のある企業ほど利回りが高くなる?
■B株市場
◆取引時間:
■中国株の配当
中国株の配当は権利確定日や配当の種類など日本株と異なる点があるため注意が必要です。
まず、中国株の株主権利を取得するために重要なのが権利確定日です。日本の場合、決算日に株主であれば権利が確定しますが、中国企業の場合、決算日でもなお株主権利は確定しません。権利の獲得日は、決算日のあと開かれる株主総会で確定します。
このため、決算日を超えたからといって株主総会前に株券を売却してしまうと、株主の権利が消滅しますので要注意です。
日本では権利を得てから権利の内容、配当額が決まりますが、香港市場では権利(配当含む)の内容が決定してから株主の権利を得ることができます。
また、中国株の配当は現金配当と株式配当(無償増資)があります。配当金は証券会社が受取って、そのあと株主に配分する形式になっています。
香港市場H株等
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